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PA(音響)エンジニア

Check!4つのポイント!
  • PA(音響)エンジニアとはコンサートホールやライブハウス、劇場などで音響設備を整え、その場に適した音を作り上げる仕事。
  • PA(音響)エンジニアの仕事内容コンサートやライブ以外にも、式典や婚礼、選挙、展示会場、催し物会場など音を拡声する様々な場所で活躍できる。
  • PA(音響)エンジニアになるには音響関係の専門知識を身につける必要があるため音響や音響工学、音響機材について学べる専門学校や大学に進学することがおすすめ。
  • 必要な資格・試験情報は?必要な資格はないが、舞台機構調整技能士や音響家技能認定といった資格でスキルアップすることも可能。

PA(音響)エンジニアとは

会場に適した最高の音を作り上げる仕事

PA(音響)エンジニアとは、コンサートホールやライブハウス、劇場などで音響設備を整え、その場に適した音を作り上げる仕事です。音響エンジニアや音響オペレーターなどと呼ばれることもあります。バンドのライブの音響を操作する際は、ボーカルやギター、ベース、ドラムなどを一つの音源にまとめ、バランスを整えるためにミキシングを行い、スピーカーから拡声することで、ライブハウスの環境に適した最高の音に仕上げていきます。これら一連の操作を「パブリックアドレス(Public Address /公衆伝達)」と言うため、PA(音響)エンジニアと呼ばれるのです。会場でスイッチがたくさん並んだコンソール(PA卓)を操作するPA(音響)エンジニアの姿にあこがれを持つ人は多いと思います。なお、一部のライブハウスやホール、劇場などに常設の音響設備がないケースがあります。その場合、PA(音響)エンジニアが音響設備を選定した上で配置図、配線図を作成し、設置から撤収まで行います。

PA(音響)エンジニアの仕事内容

音を拡声するあらゆる場で活躍する

PA(音響)エンジニアは音のプロフェッショナルです。コンサートやライブといった華やかな舞台以外にも、式典や婚礼、選挙、展示会場、催し物会場など音を拡声する様々な場所で活躍しています。基本的には会場で行われるイベントのスケジュールに沿って仕事を行うため、早朝や深夜といった時間帯から作業を始める場合もあります。機材の搬入なども発生することがあるため、体力を蓄えて体調を整えることも仕事の一つです。

打ち合わせ

スタッフや演者と打ち合わせを行い、どのような音作りを目指すか認識をすり合わせます。また、会場に用意すべき機材があれば事前に確認を行い、本番までに準備します。

機材の搬入・セッティング(仕込み)

コンソールやスピーカーなど音響機材を搬入、セッティングします。音響機材は常に万全の音を出せるよう、日頃からメンテナンスを行う必要があります。

チューニング

本番前に観客が聴くスピーカーと演者がステージ上で聴くモニターをチューニングします。

リハーサル

会場での出音を確認しながら、ベストな音を模索していきます。アーティスト等の出演者や演出家、制作スタッフの意見も聞いた上で、調整を行います。

本番

本番中も随時音を調整していきます。トラブルが発生した際はスピーディに対応し、復旧させます。

機材の搬出・片付け(バラシ)

本番後は現場の機材を片付けて業務終了です。一度セッティングしたものをバラバラにして元に戻すと意味で、片付け作業のことを「バラシ」と呼んでいます。

PA(音響)エンジニアになるには

PA(音響)エンジニアへの道のり

PA(音響)エンジニアになるには、音響関係の専門知識を身につける必要があります。そのため、音響や音響工学、音響機材について学べる専門学校や大学に進学し、知識とスキルを身につけるのが近道です。ライブハウスなど音響関係の会社はアルバイトを募集していることもあるため、学校に通いながら現場でスキルを磨くのもよいでしょう。卒業後は音響会社やライブの企画制作会社、ライブハウスなど、音響が関わる会社に就職します。最初からPA(音響)エンジニアとして業務に就くのではなく、先輩や上司のアシスタントとして経験を積みながら一人前を目指すのが一般的です。機材のセッティング担当やモニターミキサー、メインミキサーなど様々な業務を担当しながら、キャリアアップしていきます。経験を積めば、フリーランスのPA(音響)エンジニアとして活躍する道も目指せます。

音響機材の操作スキル

音響機材を操作し、音を作り上げるスキルが求められます。音響機材は年々進化していますが、マイクの結線やコンソール、ミキサーといった基本的な操作方法は全ての基本となるので、必ず身につけましょう。また、電気知識を理解することで、レベルの高い操作スキルを習得することができます。

配線ケーブルの扱い方

PA(音響)エンジニアとして最初に教わるのはケーブルの扱い方と言われるほど、ケーブルの配線は欠かせない業務の一つです。特によく使うスキルは、八の字巻きというケーブルの巻き方です。ケーブルを痛めず、スピーディかつ絡ませないようにケーブルを出すための巻き方になるため、練習を重ねてマスターできるようにしましょう。

コミュニケーション能力

PA(音響)エンジニアは制作や進行、舞台美術、照明、映像、演者といった大勢の関係者と協力して一つのイベントを作り上げてきます。技術職ではありますが、スムーズに、そして円滑に仕事を進めるためにも、コミュニケーション能力が問われます。

体力や気力

PA(音響)エンジニアは重い機材を運んだり、会場のあちらこちらを走り回って音を確認したりするため、体育会系の仕事とも言えます。また、長時間のイベントや深夜・早朝の作業など、スケジュールもハードになりがちです。どのような環境でもしっかりと仕事をやり抜くための体力と気力が必要になります。

音楽の知識

ベストな音を作り上げるためには、楽器の音やバンドの音楽など、幅広い音楽の知識を持っていなければなりません。幅広いジャンルの音楽や様々なライブの音を聴いて、知識と感性を磨きましょう。

必要な資格・試験情報

PA(音響)エンジニアになるために必要な資格はありませんが、音響機材を運搬したり、イベント会場に出向いたりすることが多いため、普通自動車免許や中型自動車免許は取得しておくべきでしょう。
また、舞台機構調整技能士などの資格はPA(音響)エンジニアにとって必要な知識が問われる資格です。勉強をする中で知識とスキルの習得を目指せますので、資格取得を目指してみてもよいのではないでしょうか。技術職であるPA(音響)エンジニアは、現場での経験と音楽への感性が何よりも重要になります。日頃から様々な音楽や音に親しみ、経験を積んでスキルアップしていきましょう。

  • 舞台機構調整技能士
  • 足場の組立て等の業務に係る認定試験