

ナナの母親、歩はNYブロードウェイで日本人ダンサーとして活躍していた。しかし歩はナナの7歳の誕生日、身体の異変を感じる。病名は乳がんだった。舞台に立ち続けたいと思う気持ち…、病気の進行…、ナナと母の約束…
愛する母を乳がんで亡くしたナナは、引き取られた神代家での悪夢のような生活を送りながらも、ダンサーだった母との約束の地であるブロードウェイを目指す。
「ママに負けないダンサーになる。」「いつかママと同じステージに立つ。」という夢を抱き、日々ダンスに励むナナ。そんなナナは、自分のような辛い体験をする人が少しでも減ることを願い、ピンクリボンキャンペーンに積極的に参加していた。そこには愛する母の命を奪われたナナの気持ちも込められているのだろう。そんななか、ナナの高校のダンス部はダンス大会予選へ出場する事となり、彼女は強豪校のトップダンサー和磨と出会う。大会は無事に終了し二人の高校は共に全国大会へ駒を進める。そしてナナは母との約束を胸に抱き、ステージへと向かう。

世界の行政・市民団体・企業が積極的に取り組んでいる「ピンクリボン運動」。“乳がん検診の早期受診を啓発する”この運動にわたしたちFSMも賛同し、ミュージカル「イキル」を上演します。脚本から演出まで全て、FSMのオリジナル。出演・制作・運営のすべてを学生の手で行う舞台に、皆様それぞれの「大切なもの」を感じて頂ければ幸いです。
皆様にご購入頂いたチケットやグッズの収益金の一部は乳がん早期発見のための啓発活動などに役立てられるよう寄付されます。

ピンクリボン運動とは、乳がんの撲滅、検診の早期受診を啓発・推進するために、積極的に取り組む世界規模の運動のことです。1980年代にアメリカで始まり、乳がんで若くして亡くなった女性の母親が、残された家族と一緒にピンクリボンを作ったのが最初と言われており、「同じ悲劇を繰り返したくない」という母の強い思いが込められています。
現在、日本人女性の20人に1人がかかるといわれている乳がんですが、ごく早期に発見されれば95%が治癒すると言われています。ピンクリボンをシンボルとして、セルフチェックや定期検診を促し、乳がんに対する意識を高めることを目的としています。